第30回日本航空医療学会総会の会長を仰せつかりました、社会医療法人　孝仁会　齋藤孝次です。

この度、2023年11月3日、4日に「第30回日本航空医療学会総会」を開催することとなりました。テーマは「検証と継承」です。学会開催に向け鋭意準備を進めている段階です。

ドクターヘリの全国配備（共同運航を含め）が完了し、国民にとって安心できる医療提供が担保され、皆様の御協力のお陰で、全国でドクターヘリが大きく貢献しているところです。しかし、北海道では4圏域で運航されておりますが、都道府県別面積では7番目の大きさとなる岐阜県とほぼ同じ大きさの十勝地域にはまだドクターヘリが配備されておらず、夜間運航・ドクターカー・ドクタージェット等、課題はつきないようです。

近年の異常気象や地震、津波、竜巻等の自然災害による予測不可能な状況にも対応できる救急体制を提供するために、消防防災ヘリ、自衛隊ヘリなどとの連携を強化し、日常的に活用されるドクターヘリの運航とあわせて、多くの人命を助けられる、そんな方法についても検討が必要と考えられます。多くの皆様が参集し、ご意見をいただき、熱い議論が交わされることを願っております。

多くの皆様に釧路をご堪能いただけましたら幸いです。

2023年（令和5年）5月吉日